新 二 年 生

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… 「ちょっと先輩! 酷いですよ!光を置いて!」 「…煩い」 「先輩…」 鯉の池の影で、優人は遥の唇を塞ぐ。 「んっ…先輩っ」 「…」 「離してくだ…さいっ ど、どうしたんですか…」 「独占欲」 「は!?」 「最近止められないんだ お前を思うと 苦しい」 「先輩…」 「新しい学年で 何が起こるか不安だ… すごく」 「先輩」 「新しい奴等も入学するし それにもう一年経てば お前と別々の学校に…」 「先輩っ!」 「?」 遥は俯く優人の言葉を遮った。
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