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「ほんっとにヤキモチ焼きだよな~」
「だから悪かったっていってるだろ」
「はいはい、もういいよ」
優人のふてぶてしい謝罪を、痛む頭をさすりながら受け入れる光。
「仲直りできてよかったです」
「別にケンカはしてない」
「痛かったぞー?」
「…悪かったって…」
「あ!あたし2組…
光は?」
クラス掲示に向かってはしゃぐ遥。
「ん~俺は…
4組だ!嘘~…離れちゃったよ」
「ふぅ…」
優人の安堵のため息が聞こえる。
「なーに安心してんだよ」
「え?別にー」
「ほんとヤキモチ焼きなんだから困ったもんだよ」
「うっうるさい!」
「ははっ動じてる動じてる♪」
「もう一回殴られたいって?」
「うわっ!
遥ー!たーすーけーてー
…遥ー?」
「たやすく遥を…
…遥?」
さっきから返事のない遥を不思議に思い、振り返る二人。
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