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「次のテストで点取れないと
留年してしまうんだぞ?」
「う…それは嫌です…」
遥がうつむきながら呟く。
「だったら勉強しよう。
お前はもともと頭は
いい方なんだから
勉強ぐらい簡単だろ?」
「ぅぅ…」
「まったく…
どうしたんだ?
急に点数落として」
「それは…」
「それは?」
「せ…先輩がえっちぃこと
ばっかりするから…」
「俺のせいか」
優人はムッとしたように
顔をしかめたが、すぐに右手を遥の頭に置いて
「だから俺が責任持って
お前に勉強教えてやるんだろう」
耳元でささやいた。
「っ…
はぃ…」
「よし、いい子だ。座れ」
(なんか飼い慣らされてるみたい…)
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