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覚醒
朔真亮はホテルに入りながら考えていた。あの声は何だったのだろうか?「おい亮!おいってば~」その時加斗遊馬が話しかけてきた。遊馬は亮の幼い頃から親友でもう8年もの付き合いになる。「勝手に行きやがって!置いてくなよ!」と遊馬が言う。「わりい。つい」その時嵐が亮の視界に入ってきた。その瞬間亮の頭に激痛が走った。亮は頭を抱え込みながらその場に座り込んだ。意識が遠退く。そして亮はそのまま意識を失った。
それからしばらくして亮は意識を取り戻した。
「ここは」
思わず亮は口にだした。どうやらホテルの部屋のようだ。亮は外の窓を覗いてみた。もう外は真っ暗になっており誰も外にはいないように見えた。だが光一瞬光ったのを亮は見逃さなかった。その時亮は直感した。嵐だ!!こんな時間に出歩くのは嵐しかいない。その時だった。
『だから殺してやるって!』またあの声だった。
「何なんだ!お前は?」亮はつい叫んでしまった。
『何だとは失礼だな。相棒に向かって!』
あの声が挑発するようにまくし立てる。
「何だって!?」
亮はびっくりしながら答える。
『とりあえず代われ』
なぞの声が言う。
「代われって?」
その瞬間またしても亮の頭に激痛が襲った。意識が遠退く。
最後にあの声が言う。
『俺の名前はブラック。ブラット・ブラックだ。よろしく』
亮はそして眠りに着いた』
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