第一部 序章 少年アス

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草原に着いた僕達は10メートルくらい間合いをとった アス「いくよ!」 僕の声と同時に勝負は始まった アス「氷魔法2アイスアロー!」 僕が呪文を唱えた、氷の弓矢を召喚し、ミルア姉さんに向けて氷の矢を放った ミルア「光魔法8ライトストーム!」 ミルア姉さんの手のひらの魔法陣から無数の光の光線が放たれ、その中の一つが氷の矢に当たり、氷の矢は砕け散った そして残りの光線は僕に向かって飛んできた アス「わぁ!」 僕は光線が当たる直前で避けて、すぐに次の呪文を唱える アス「氷魔法6アイスロック!雷魔法2サンダーアロー!」 大きな氷の塊を召喚し、ミルア姉さんの頭上目掛けて放ち、すぐに雷の弓を構える 大きな氷の塊がミルア姉さんの頭上に差し掛かった瞬間、雷の矢を放ち氷の塊を撃ち抜いた 砕けた氷が大量の小さな氷の粒となり、ミルア姉さんに降り注ぐ 一つでも当たればその場所を凍り付かせて動きを封じられる ミルア「甘いよ~。」 のんきな声がすぐ前から聞こえた ミルア姉さんは氷の粒が自分に降ってくるのとほぼ同タイミングで短距離を瞬間移動できる魔法、テレポートを使い間合いを詰め、僕のお腹に手をあてた アス「あれ…?」 気づいた時にはもう手遅れだった ミルア「光魔法8ライトストーム!」 ほぼゼロ距離で放たれた光線は全て僕のお腹に命中した ズドドドド! アス「うぁっ……!」
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