第一部 一章 おつかい

6/7
前へ
/414ページ
次へ
~翌日の日の出前~ -ルカ視点- ソフィア「ルカ!早くしてってば!」 メトス村に住む少女、ソフィアが叫ぶ ルカ「うるせえな…。なんでこんな朝早く…。」 隣国のアルンからメトス村に遊びに来ていた俺はぼやく 早朝に無理矢理起こされたから機嫌が悪い ソフィア「だってあの花、朝早くじゃないと開かないんだもん!」 どうやら朝にしか咲かない花を見に行くらしい 男の俺は正直あまり興味はない ルカ「はいはい、わかったからうるさくするなこのじゃじゃ馬。」 ソフィア「むっ!私はおてんばだもん!じゃじゃ馬じゃないもん!」 どっちも同じだろと思ったが、これ以上言うとソフィアが魔法唱えてきそうだったから口に出すのはやめた しばらく歩いていると東から日が出て来た 辺りが少しずつ明るくなっていく ルカ「ん?」 俺は道の真ん中に転がっている何か見つけた ルカ「道の真ん中になにか落ちてないか?」 ソフィア「本当だ。なんだろう?」 ルカ「行ってみるか。」 ソフィア「そうね。」 俺達は道に転がっている何かに近づいて行った
/414ページ

最初のコメントを投稿しよう!

103人が本棚に入れています
本棚に追加