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数分後、僕は朝食を食べ終えた
アス「ごちそうさま~。」
ルカ「早!」
アス「そう?」
ルカ「まぁいい。ところで買い出しに行かなくていいのか?」
ルカに言われて僕は本来の目的を思い出した
アス「あ、そうだ。じゃあ一緒に行こうか。」
僕はベッドから降りて荷物を取る
ルカ「おう。」
僕達は村長の家を出た
~メトス村商店街~
メトス村は緑の生い茂る山々に囲まれた盆地にあって、人口はそれほど多くないけど、建物がたくさんあって小さいながら商店街もある
アス「えっと…、何買うんだっけ?」
ルカ「俺に聞くなよ。」
アス「えっと、メモメモ。」
僕は鞄の中から師匠に渡されたメモを取り出して広げた
アス「米20キロくらい、魚適当に30匹、野菜色々、適当な肉3キロか~。」
師匠らしい適当なメモだな~
魚30匹って極端な話、しらす30匹でもマグロ30匹でもOKって事だよね?
マグロ30匹買ったりしたら僕がミルア姉さんに裁(捌)かれそうだし、そんなお金ないけど
ルカ「そういえば肉とか魚腐らないか?」
ルカが不思議そうに聞いてきた
確かに僕の家には冷蔵庫っていう機械はないけど
アス「大丈夫だよ、魔法で凍らせるから。」
そう言ってと僕は手の平から冷たそうに青く輝く冷気を出した
ルカ「なるほどな。」
ルカが納得したように呟いた
アス「じゃあ、行こうか。」
ルカ「おう。」
~数十分後~
ルカ「あ~疲れた。って何で俺に重いの持たせて自分は軽いのばっか持ってんだよ!」
僕のさりげない策略に気づいたルカは米袋を地面にたたき付けた
アス「あはは~。」
とりあえず笑ってごまかしておくことにした
ルカ「あはは~、じゃねぇ!」
アス「さてと。」
怒ってるルカを無視して、買ってきた食料の方に手を向ける
ルカ「無視かよ!」
アス「氷魔法4フリーズ!」
ルカ「うわ!」
食料は強力な冷気の魔法で瞬間冷凍された
巻き込まれそうになったルカはギリギリ避ける
アス「これでよし。それとルカ危ないよ~。」
ルカ「もっと早く言え!」
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