第17話 罰を受けし者

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チームワークが上手く取れないと勝てる試合も負けてしまう 相手が強大なら、尚更欠かせないモノとなる だから、例え少しでも良いから、他愛のない話がしたかった 「お兄ちゃん、もう話終わった? そろそろ帰ろうよ~。 帰って、もう一眠りしたいんだけど。 あんなに朝早く起こされて、眠たいんだよ。」 命はそう言う。 確かに迷惑かけたな それに、俺と松尾も夜を明かした訳だから、疲労はかなりのものだ 「そうだな、そろそろ帰るか。 藤井、今日話した事はくれぐれも他言無用だからな。 命も分かったな?」 松尾はそう言う。 確かに、こんな事を生徒会の奴らに話す訳にはいかないな これから戦う相手を天使だと知って、自然と手が緩んでしまう奴もいるかもしれない そうでなくても、動揺してしまうのは明白だ まぁ、俺が言ったところで信じないかもしれないがな とりあえず、言わないに越したことはない 「ああ、分かってる。 おまえは俺と命ちゃんを信じて話してくれたんだろ? そんなおまえを裏切るような真似は出来ないな。」 俺はそう答える。
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