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チームワークが上手く取れないと勝てる試合も負けてしまう
相手が強大なら、尚更欠かせないモノとなる
だから、例え少しでも良いから、他愛のない話がしたかった
「お兄ちゃん、もう話終わった?
そろそろ帰ろうよ~。
帰って、もう一眠りしたいんだけど。
あんなに朝早く起こされて、眠たいんだよ。」
命はそう言う。
確かに迷惑かけたな
それに、俺と松尾も夜を明かした訳だから、疲労はかなりのものだ
「そうだな、そろそろ帰るか。
藤井、今日話した事はくれぐれも他言無用だからな。
命も分かったな?」
松尾はそう言う。
確かに、こんな事を生徒会の奴らに話す訳にはいかないな
これから戦う相手を天使だと知って、自然と手が緩んでしまう奴もいるかもしれない
そうでなくても、動揺してしまうのは明白だ
まぁ、俺が言ったところで信じないかもしれないがな
とりあえず、言わないに越したことはない
「ああ、分かってる。
おまえは俺と命ちゃんを信じて話してくれたんだろ?
そんなおまえを裏切るような真似は出来ないな。」
俺はそう答える。
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