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視界を取り戻すと、そこはまたもや学校の屋上のようだ。
俺は少し焦りながら空を見上げると、そこにはいつも通りの空が広がっていた。
時刻は朝の8時・・・
半日ぐらい、この学園から離れていたと言う事か
「今度こそ、間違いなく戻ってきたんだな・・・?」
俺はそう呟くように言う。
「どうやら、そのようだな。
命、僕達がいない間に何か変わった事はあったか?
本の数時間の事だが、何かあっても可笑しくない。」
松尾はそう命に問う。
「こっちは特に何もなかったよ。
あの世界で何かあったの、お兄ちゃん?
もしかして、レグリスが現れたんじゃ・・・」
命はそう問い返す。
「当たらずとも、遠からずだ。
奴の手下に会った。
会ったどころか、あの世界に僕達を呼び寄せたのは、奴らだ。
今回の手下の動きから察するに、レグリスは既にこの学園の近くにいるだろう。
後はいつ決戦を仕掛けてくるかだ。」
松尾はそう説明する。
俺も松尾の意見に賛成だ
壬生と天野の死
そして、今回の事・・・
あまりにも不可解すぎる
もう戻ってきていると考えるのが妥当だ
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