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「おまえには参ったよ。
良いだろう・・・レグリスについて僕の知っている事を話そう。
この学園に奴の力が封印されている事は知っているな?
その力を取り戻し、この世界に終焉を齎す事が奴の目的だ。
僕達の任務は、それを防ぐ事。
此処までは、おまえも察しがついているだろう?
本題は此処からだ。
奴が何故身体を魂、肉体、力の三つに分けられ、封印されたか?
奴はどう言う存在か?
おまえが知りたいのは、このあたりだろう?」
松尾はそう尋ねる。
どうやら、ようやく話す気になったみたいだな
松尾は何でも説明してくれるが、いつも肝心な所を話していない気がする
レグリスが、この世界を滅亡させようとしている事だって考えてはいたが、松尾の口から聞いたのは初めてだ
「ああ、そうだ。
話を進めてくれ。
知りたい事があれば、その都度きくようにする。」
俺はそう言う。
「・・・とは言うものの、いったい何から説明すればいいか・・・
藤井、おまえは神を信じるか?
この世界とは別の世界に神がいる事を信じるか?」
松尾はそう尋ねる。
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