第17話 罰を受けし者

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ドンドンドンドンドン・・・ 部屋のドアを叩く音がする。 誰だ? 人が気持ち良く寝ているのに・・・ だが、明らかに異常だ かなり焦っているように感じる 何か事件でも起きたか!? 俺は軽く服の乱れを直し、ドアを開けた。 「微晴!!緊急事態だ! 学園が敵に侵入された。 早く寮のロビーに行け!」 そこにいたのは伊豆だった。 かなり息が上がっている。 それ程の事が起きていると言う事か 「いったい何が起きたんだ?」 俺は眠気眼を擦りながら、そう尋ねる。 「詳しい事は下で説明する! ほら、行くぞ!」 伊豆はそう言って、階段を降りて行く。 俺は戦いの準備を急いで済ませ、会長の後を追った。 そして、ロビー・・・ そこには既に、俺以外の生徒会の全員が集合していた。 「いったい何があったんだ!?」 俺はそう尋ねる。 これだけいれば、誰かが答えてくれるだろう 周りには一般生徒はいないようだから、話せない状況じゃないからな 「簡単に言うと学園に不法侵入者だ。 普通なら、こう言う事例は警察に任せるべきなんだが・・・ 今回は相手が悪い。 力を持たない人では奴らを止める事はおろか、対峙した瞬間死ぬ事になるだろう。 これ以上詳しい事を説明している時間もないようだ。 早速だが、奴らの最終目標である地下の例の場所に向かう。」 松尾はそう答える。
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