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やはり、もう時間が無いのか
それにしても今は何時なんだ?
ロビーの電気が点いているから、夜だと言う事は分かるんだが・・・
これから学園で一戦、繰り広げるんだ
他の生徒達はいったいどうしているのかも問題だ
避難し終えているのか?
それとも、一切の事を伝えられずに各々の時間を過ごしているのか?
要するに、戦いに巻き込まれないか、どうかが心配だ
そんな俺の心配を掻き消すかの様に、松尾は呪文を唱える。
『時空を守護する者よ
我、汝の望みに適う者なり
今一時汝の力を借りる・・・』
そう松尾が唱え終えると、周りを光が包み込む。
そして、光が消えるとそこは奴の力のある場所だった。
これが目的と言う事は、やはり相手はレグリスなのか
「全員、戦闘用意!!
敵は既に、すぐそこまで来ている!
今までに無い強敵だ。
油断するな!」
伊豆は激をとばす。
「数、三・・・来るよ!!」
大屋がそう言うと、前方にある扉は吹っ飛ぶ。
そして、そこに現れたのはレグリス、神宮司、瑠華の三人。
大屋の言った通り三人のようだが、何故そんな事が分かったんだろうか?
大屋の力なのか?
今はそんな事どうでも良いか
それよりも今は・・・!
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