第17話 罰を受けし者

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「フフフフ・・・ 一週間前は赤子のような力しか持たなかったのに、此処まで力を得るなんてね・・・ でも、誰もが平等に力を得るチャンスが与えられるのよ? 自分だけが強くなれるなんて思わない事ね!」 瑠樺はそう言って、呪文を唱え出す。 『我は罪、我は愚か者 我は新たな世界の乳飲み子 今日の死の日を受け止める者』 そう唱え終えると、瑠樺の姿は徐々に変化する。 純白の羽が生え、服装や髪型が変わる。 こうなれば、完全に別人だ だが、その姿はどう見ても天使そのもの・・・ 「生は死、死は無限・・・ それは連なる命の鎖。 さぁ、罪人達よ。 生まれながらの愚者達よ。 祝福しよう、刮目しよう。 今日は世界が終わる日。 積み上げた罪悪を頭上に掲げよ。 そして、その先に新たな夢が空から届くのを待とうではありませんか?」 変化を終えた瑠樺はそう言う。 その言葉からは先程までの、疲れを感じない。 変化した事で体力を回復したか 状況は一変したように思えるが、こんな事で諦める訳にはいかない 松尾兄妹はレグリスと・・・ 会長、奥津、大屋、委員長は神宮司と・・・ それぞれ頑張って戦っている 俺だけが戦いを止めるわけにはいかないんだ!
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