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「フフフフ・・・
一週間前は赤子のような力しか持たなかったのに、此処まで力を得るなんてね・・・
でも、誰もが平等に力を得るチャンスが与えられるのよ?
自分だけが強くなれるなんて思わない事ね!」
瑠樺はそう言って、呪文を唱え出す。
『我は罪、我は愚か者
我は新たな世界の乳飲み子
今日の死の日を受け止める者』
そう唱え終えると、瑠樺の姿は徐々に変化する。
純白の羽が生え、服装や髪型が変わる。
こうなれば、完全に別人だ
だが、その姿はどう見ても天使そのもの・・・
「生は死、死は無限・・・
それは連なる命の鎖。
さぁ、罪人達よ。
生まれながらの愚者達よ。
祝福しよう、刮目しよう。
今日は世界が終わる日。
積み上げた罪悪を頭上に掲げよ。
そして、その先に新たな夢が空から届くのを待とうではありませんか?」
変化を終えた瑠樺はそう言う。
その言葉からは先程までの、疲れを感じない。
変化した事で体力を回復したか
状況は一変したように思えるが、こんな事で諦める訳にはいかない
松尾兄妹はレグリスと・・・
会長、奥津、大屋、委員長は神宮司と・・・
それぞれ頑張って戦っている
俺だけが戦いを止めるわけにはいかないんだ!
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