アタシからの告白

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キーンコーンカーンコーン…       無機質に響き渡る音に反応すると皆、それぞれ自分の席へと戻ってゆく。     「やだぁ!大樹!!いい加減、それ返してよ!」   「俺んとこにあったから俺のもんだろ~」   ケラケラと笑いながら大樹はアタシの手帳で頭を描いて見せた。   「もう!」   「はぁい、もうおしまい」   大樹の頭上にあった手帳はひょいとさらわれる。  
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