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いつもの、
平凡な風景…
今日もいつもと変わらず過ぎて行くのだと、
あの時の出会いまでは微塵も疑わなかった、、、
出発するのを、
いつものように音楽を聴きながら待っていた僕の前を、
風が過ぎ去り、
続いて甘い、いい匂いが鼻をかすめたことに、釣られて顔を上げれば、
髪をなびかせ
さっそうと歩く女性。
(あっ…)
内心ドキドキさせながら、
おもむろに立ち上がり、
彼女と肩が触れるか触れないかのところまで近くへと行く。
(僕は、できる子やれる子ファンタスティック!よし)
「あの…」
『はい?』
「背中にタグ付いてますよ」
『まっタグもー』
そう、あの時目にしたのは、
まぎれもなく、
一緒になびく……
白い…
…
‥
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