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オオカミ「儂は、裏世界を支配していた王だ。名はガルーダと申す。」
マヒロ「ガルーダさん、王様なんですか?」
ガルーダ「昔の話だ。今、儂の国は滅びて焼け野原となった。」
シンジ「なんだって……!」
ガルーダ「先程書いたように、このままでは世界が滅びる。頼れるのは、おぬしたちだけだ。」
ユウマ「ど、どういうことですか?」
ガルーダ「儂たちの世界には、こんな言い伝えがある。
《世界を護れるのは、3人の戦士だ。あの三つ子の戦士。》とな。」
マヒロ「三つ子の…」
シンジ「戦士…!?」
ガルーダ「だから、儂らの世界を救ってほしい。頼む。」
3人はいきなりの深刻な事態に言葉を失った。
ユウマ「あなたの世界が滅んだら、どうなるのですか?」
ガルーダ「儂らの世界とこの世界は繋がっている。儂らの世界の滅びとは、この世界の滅びを表す。」
ユウマ「てことは、僕らの世界も……」
ガルーダ「ああ、このままではな……。」
マヒロ「……………行こう!ガルーダさんの世界に!」
シンジ「真尋!?」
マヒロ「……だって、ガルーダさん困ってるんだもの。あたしたちしか、護れないんだよ。」
ユウマ「………………真尋の言うとおりだよ。僕はまだこの世界も滅びてほしくないしね。」
シンジ「…………………………分かった。行くぜ。俺だって、みんなを護りたい。」
ガルーダ「感謝する。では、日付が変わるころここに裏世界への扉を開く。
そこに飛び込んでくれればいい。」
マヒロ・シンジ・ユウマ
「…はいっ!」
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