慰安布団

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静かに、静かに… 胸板を濡らす雫を気にしながらも、静は黙って愛季を抱き締めていた。 苦しみも 悲しみも 痛みも 辛さも 全部    全部 この小さく震える体から、抜け出すように願いながら。 あぁ 幸か不幸か美少年 涙を流す 止め処なく 笑顔を魅せる 限りなく 美少年 美少年 愛季 どうか 身を滅ぼす事無かれ…
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