自分自身

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さすがにそろそろ、冷さん達は部屋に戻っただろうか。 廊下は少し冷えたから、湯冷めなんてしてないと良いんだけど。 僕が居ない部屋を見て、陽さんはどう思うだろう。 静さんに突っかかったりしてないかな。 静さんなら、きっと僕の涙をバラしたりはしないはず。 ごめんなさい、勝手に抜け出して。 明さんが探しに来なければ良いけど。 出来たら来ないでほしいなぁ、あのひと何だか苦手だし… 龍夜叉先生、怒ってるだろうなぁ… うわぁ怖い、ウメボシされるかも。 あぁもう、この半年で、僕にとってのあの人達の存在がとてつもなく大きなモノになっていたらしい。 明らかに迷子な自分の事より、僕は 僕は… 僕 は あの人達の事を… 考えてる。
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