奇襲攻撃

4/9
前へ
/272ページ
次へ
ねェ、愛季…? 今、キミは 1人なのかな…? 「明さん?」 おでこに熱さまシートを貼った愛季が、布団の上で此方を向く。 長い前髪が少し蒸気した頬にかかって、随分と煽情的だ。 襲われたいの? なんて思うけど… 愛季が無自覚なのは知ってる。 だからこそ、壊したくなるのも男の性ってやつ? 「愛季、調子は?」 「割と平気です」 八代っちが置いていったらしいお粥を口に運び、愛季はやんわりと微笑んだ。
/272ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3008人が本棚に入れています
本棚に追加