3008人が本棚に入れています
本棚に追加
ねェ、愛季…?
今、キミは
1人なのかな…?
「明さん?」
おでこに熱さまシートを貼った愛季が、布団の上で此方を向く。
長い前髪が少し蒸気した頬にかかって、随分と煽情的だ。
襲われたいの? なんて思うけど…
愛季が無自覚なのは知ってる。
だからこそ、壊したくなるのも男の性ってやつ?
「愛季、調子は?」
「割と平気です」
八代っちが置いていったらしいお粥を口に運び、愛季はやんわりと微笑んだ。
最初のコメントを投稿しよう!