事実発覚

5/12
前へ
/272ページ
次へ
「あのっ…愛季、クンの叔父さんですか?」 繋がってるんだ、今。 愛季が死ぬほど嫌っていた叔父に! 『そうですが…愛季は?』 予想に反して、返ってきたのは優しい声。 「今、少し出てて…」 『おや、そうですか。では』 しかしこの声、どこかで…? 『時雨から電話があった、とお伝え下さい』 「あの!!」 切れそうな電話をつなぎ止めた。 『何でしょうか?』 「愛季は、貴方をとても嫌っていました」 『承知していますが』 「貴方の元に戻るなら死んだ方がいいと」 『おや、よく知っておいでで。愛季は貴方を信用しているようですね』
/272ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3008人が本棚に入れています
本棚に追加