事実発覚

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「…可愛くなったな… オレの弟」 頬に触れられるだけで、喉元を掴まれている気分に陥る。 「泣くなよ… それとも煽ってる? また犯されたいのか?」 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ 「まぁ」 誰か…っ 「返事なんか聞かないけど」 怖い!!!!!!!!!!!! 「「愛季!!」」 「香尋さん!!」 「香尋!!」 「愛季君!!」 5つの声が耳を掠めると同時に、僕の視界は暗くなった。 あぁ 苦しきかな美少年 鎖は最早錆びる事を知らず 板は最早腐る事を知らず ただただ その身に絡みつき ただただ その身を押し潰し 美少年 愛季 助ける術は 見つからず…
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