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目が覚めたのは明け方の4時。
いつもなら有り得ないその時間を指し示す時計を、意外とハッキリする頭に驚きながら見つめる。
あ、オレ、陽です。
昨日あんな事があったものだから、今日は皆愛季の部屋で雑魚寝。
当人の愛季は少し落ち着いたみたいで、昨日より綺麗な顔をして眠ってた。
「起きたか」
低く響く声に振り向けば、そこには着替えを済ました冷兄貴。
「皆も起きたようだぞ」
そっと起き上がって、周りを見る。
皆眠れないみたいに、布団の中で目を開いていた。
セクシャルハラスメント教師なんか、寝てないみたいに隈が酷い。
夜型だからな、あの人。
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