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「藍梨君があんな風に誰かに怒鳴るなんて初めて見たよ」
「はぁ…」
「すみませんが、急いでいるのでこれで」
まだまだ話し足りない様子のその男をその場に残し、2人は足早にそこを去った。
「…店では、可愛がられているようだな」
「そうですね。でも、今は香尋さんの貞操が重要ですから急ぎましょう」
静に冷たくあしらわれた冷は、1度だけ店を振り返り…
静と並び、昼下がりの繁華街を走った。
あぁ 美しきかな 美少年
よく似た悪魔に連れ去られ
今 何を想うか
美少年 美少年
命 尽きる事
なか れ
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