白鷺病院

2/6
前へ
/272ページ
次へ
地元警察に保護されていた陽、八代、明らを叩き起こし、5人は白鷺病院へと急ぐ。 走る5人。 「ったく…こちとら冷えて体も満足に動かねぇってのに」 「固い地面で寝て体中痛いのに」 「愛季が心配だってのに」 「3分の2は愛季君に関係ないな」 「原因は僕ですか?」 ぶつぶつと文句を言うも、やはり5人共走るスピードを緩めはしない。 行く先を人に尋ね尋ね、やっとの事で鵲病院へと辿り着いた。 「此処?」 「案外普通の病院だな」 荒い息を吐く冷、静、八代をよそに、飄々として病院を見上げる陽と明。 …日頃の運動量がよく分かる。
/272ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3008人が本棚に入れています
本棚に追加