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地元警察に保護されていた陽、八代、明らを叩き起こし、5人は白鷺病院へと急ぐ。
走る5人。
「ったく…こちとら冷えて体も満足に動かねぇってのに」
「固い地面で寝て体中痛いのに」
「愛季が心配だってのに」
「3分の2は愛季君に関係ないな」
「原因は僕ですか?」
ぶつぶつと文句を言うも、やはり5人共走るスピードを緩めはしない。
行く先を人に尋ね尋ね、やっとの事で鵲病院へと辿り着いた。
「此処?」
「案外普通の病院だな」
荒い息を吐く冷、静、八代をよそに、飄々として病院を見上げる陽と明。
…日頃の運動量がよく分かる。
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