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「またね!!」
山茶花学園の列に向かって走りながら、愛季はぶんぶんと手を振る。
「四季」から解放された男達と、藍梨も。
その小さな姿に向かって、千切れんばかりに手を降り続ける。
「またな、愛季!!」
…また逢おう。
破られる事のない、約束。
「またな!!」
「さて、今日はクラス行動でしたっけ?」
「そ。つっても愛季は生徒会役員として来てるから…」
キョロキョロと辺りを見渡す陽。
告白したのもされたのも、色々ありすぎて忘れたらしい。
…仕方のない2人である。
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