生徒会長

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むくれた愛季が言った1言は、葵を俯かせてふるふると震わせた。 「…今、何つった…?」 「え、葵さんが陽さんと似てる…って」 愛季が答えた途端に、辺りに不穏な空気が流れ始める。 「この俺様と…陽の、陽如きのキャラがカブってるだと…!?」 「え、ちょっと、葵さ「よぉぉぉぉぉおおおうぅいぁ(陽)!! 貴様いつの間に俺様のキャラをパクリやがったかぁあああ!!!!!」 愛季の制止も耳に入らず。 猿並み…いやもう寧ろカンガルーか。 兎に角凡そ人間とも思えない跳躍力を見せた葵は、陽に襲いかかった。 「何っだよ!! キャラ被ってんのがンな重大な事かよ!?」 「ってか今はぼくと陽がケンカしてんの!! 邪魔しないでよこの猿!!」 「*#§$£∽‰πσЗЙχ!!!!!!」 陽と都の反論も虚しく、葵は何やら聞き取れない言葉を発しながら陽を打ちのめしていく。 …最早、本当に人間なのかも怪しく思えてきた。 関係ないけど都、名字に着目するならお前が猿だ。 「…この学園、まともな人少ないなぁ…」 言うな愛季。 そんなの皆気付いてる。
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