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｢だ・か・らぁっ☆ 今ここで生徒会長に決定したのよ、キミが!｣
すぱぁ、と煙を吐き出し、その女性はさも楽しそうに赤い唇で弧を描く。
｢自己紹介が遅れたわね、アタシは花園 煙華<ﾊﾅｿﾞﾉ ｸﾕﾘ>。ここ5年…くらいかな? 山茶花学園の学園長やってるわ!｣
あぁ、そうか。
愛季は何か吹っ切れたような顔をした。
そうか、そうなのだ。
愛季が入学してすぐ、この学園には同性愛者が｢集まる｣と、明は言った。
だが、違う。
それは、違ったのだ。
｢集まる｣のではない。
｢いやぁ～…萌える! 因縁アリの3人の副会長がッ! 王道ショタをッ!! こんなの待ってたのよ!!! 色々我慢しながら、学園長やってて良かったぁぁあーッ!!!!!｣
｢集められる｣のだ。
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