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「ちょっと学園長!? 生徒会長って… 僕まだ1年生ですしッ」
「あーだめだめ愛季くん。この状態の煙華さんには何言っても聞こえないよぉ」
きゅ、と愛季の服を引っ張ったのは都。
淡い茶色の丸い瞳は今や野生の猛々しさを帯び、獲物を狙うように光っている。
「…抜け駆けしてんじゃねぇ」
「外道。即刻 隔離」
そんな都と愛季の間に葵が立ち、愛季を玄が抱き寄せ。
いつの間にやら、3人の間には火花が飛び散りつつあり…
あれ、これ煙華が振り回してるキセルの火の粉か?
まぁ何にしろ、火花やら火の粉やらが辺りに散っていた。
因みに陽はとっくの昔に都に弾き飛ばされている。
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