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「あ、あの…?」
「あぁ、すみません。説明がまだでしたね」
未だ状況を理解出来ていない愛季が、恐る恐る静に尋ねる。
静はふ、と黒いオーラを解き、愛季にやんわりと笑いかけた。
「この3人…副会長達の事ですが…ある歴史上人物の直系なんですよ。そのせいで家同士の仲が悪くて、事ある毎に歪み合ってるんです」
「…徳川と織田と豊臣…」
「そうですね、その3人です。そして、何の因果か同じ学園に入学してしまって…」
つまりは。
「えっと、天下統一(生徒会長)を目指して学園内で歪み合ってるって事ですか?」
「その通りです。香尋さんは察しが良くて助かりますよ」
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