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そんな中、とと、と愛季に近付いたのは藍梨である。
何事か愛季に耳打ちした後、藍梨は目線だけで明と都を見やった。
続いて愛季も2人と煙華を見て、ふぅと小さく息を吐いた。
｢確かに、ね｣
｢｢｢何が｣｣｣
明、都、煙華の3人は首をことりと傾げて愛季を見て、真似をするなと睨み合う。
｢あのですね｣
愛季は言いにくそうに、それでもはっきりと言い放った。
｢苦情来てるんですって。ラベンダー畑の管理人さんから｣
瞬間、ぴしりと煙華の体が固まった。
｢おい… それぁ、｣
葵が恐る恐る口を開いた。
騒いだのは他でもない煙華だが、確かに自分たちも側に居たのだ。
まとめてお咎めを受ける可能性は充分すぎる程にある。
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