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「学校か……ついちまったな……」
ジンとレナは校門の前にいる。
「ジンっていっつも朝はテンションひくいよね?」
レナはジンを引きずりながら校門に入っていった。
「帰って寝よっかな……」
ジンはユーターンして帰ろうとしたがレナにえりを掴まれているため無意味な抵抗に終わった。
「みんなおはよう~」
レナがクラスメートに挨拶をした。
クラスメートからおはようと言う言葉が飛んでくる。
「レナ……そろそろ歩かしてくれないか?
階段とかめっちゃ痛かったんだが……」
レナはいまだにジンを引きずっていた。
みんなにとってこの光景は日常茶飯事である。
「よう、ジン、相変わらず朝はテンションひくいな。またレナに引きずられてんじゃん」
そうジンに言ったのは紺色の髪で腰に一丁の拳銃をさしてるジン達の友人……クロードである。
「クロードおはよう!!」
ジンより先にレナがクロードに挨拶をした。
「よぅ、クロード……
とりあえずレナをなんとかしてくれないか?」
「おいおい、もうレナは手をはなしてるぞ?」
「え?
あ、マジだ。やっと歩ける。階段に後頭部ぶつけて痛かったんだよな……」
ジンは後頭部をさすりながら自分の席につく。
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