第1章 †闇夜に光る十字架†

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「よーし席つけぇ!! 偉大なる担任さまの登場よ~!!」 ドアから現れたのはこのクラスの担任兼国語教師のサリーである。 「朝のホームルームを始めるわよ~。 その前に……」 サリー先生はチョークを構え、ある方向をむいた。その先には 「おきなさぁぁぁい!! アリウスぅぅぅぅ!!」 サリーはジン目掛けてチョークをなげた。チョークは軌道がずれてジンの横をぬけた。 「うわ~すげぇ破壊力……」 クロードは後ろの壁にささっているチョークを見ながらつぶやいた。 「……ん……? もうメシか……?」 ジンは今の音で目が覚めた。ジンは目をこすりながら横にいるレナをみた。 「ジン、先生怒ってるよ。起きたら?」 レナは冷や汗をかいていた。クラスのみんなは先生が怖いのだろう。 「おはよう。アリウス。朝からねぼすけさんねぇ……」 サリーは笑顔で言った。どんどんジンに近づいていく。 「あ、先生、今昼ですか?」 「あら、残念ね。まだ朝のホームルームの時間よ!!」 サリーから黒いオーラがでている。 「はいっ!! 完っっっ全に目が覚めました!!」 ジンが背筋を伸ばしながら言った。 「よろしい。ではまず……」 朝のホームルームが始まった。
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