1486人が本棚に入れています
本棚に追加
「よーし席つけぇ!!
偉大なる担任さまの登場よ~!!」
ドアから現れたのはこのクラスの担任兼国語教師のサリーである。
「朝のホームルームを始めるわよ~。
その前に……」
サリー先生はチョークを構え、ある方向をむいた。その先には
「おきなさぁぁぁい!!
アリウスぅぅぅぅ!!」
サリーはジン目掛けてチョークをなげた。チョークは軌道がずれてジンの横をぬけた。
「うわ~すげぇ破壊力……」
クロードは後ろの壁にささっているチョークを見ながらつぶやいた。
「……ん……?
もうメシか……?」
ジンは今の音で目が覚めた。ジンは目をこすりながら横にいるレナをみた。
「ジン、先生怒ってるよ。起きたら?」
レナは冷や汗をかいていた。クラスのみんなは先生が怖いのだろう。
「おはよう。アリウス。朝からねぼすけさんねぇ……」
サリーは笑顔で言った。どんどんジンに近づいていく。
「あ、先生、今昼ですか?」
「あら、残念ね。まだ朝のホームルームの時間よ!!」
サリーから黒いオーラがでている。
「はいっ!!
完っっっ全に目が覚めました!!」
ジンが背筋を伸ばしながら言った。
「よろしい。ではまず……」
朝のホームルームが始まった。
最初のコメントを投稿しよう!