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「……体中が……熱い…でも…私は……まだ戦わなきゃ……ヴェルゼブも……倒さなきゃ……」
少年は
「わかった……もうしゃべるな……」
リエスは口から血を吐きながら言った。
「…………
もし……私が…死んだら……この剣を……あなたが……ゴホッ!!」
リエスは血を吐いた。
「リエス……」
少年は黙って話を聞く。
「……この剣を……使って……
……後は……頼んだわよ……」
それを言ったと同時にリエスはゆっくりと目をとじた。
少年は黙って銀の十字剣をリエスの腰についてる鞘におさめた。それをリエスの腰からはずし自分の腰につけた。
「リエス……俺は……なんとしてもヴェルゼブを倒すよ……おまえの剣と……俺の呪われた力で……必ず!!
だから……安心して眠っててくれ」
少年はリエスの体を抱き上げその場から離れた。
「ヴァンパイアの血は俺が必ずこの世から消す!!」
少年は決意した。
その時少年の頬に一筋の涙がつたった……
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