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ジリリリリリリリ……
目覚ましがなる。
「うーん……
起きんの……だりぃ……」
ジリリリ……ポチ
「はぁ……
どうして太陽は昇るんだよ……
たまに休めばいいのに……」
朝から大自然にいちゃもんつけるのは黒髪の少年……
ジン・アリウスである。
「はぁ……飯つくんなきゃ……」
ジンは起きて朝食の準備をはじめた。
つくるといってもパンをレンジでチンしてそれにリンゴジャムをつけただけである。それは3分でできてしまった。
「ジン君の3分クッキング~てか?
ははっ、俺1人で何やってんのよ……」
ジンは少し虚しくなりつつも朝食を食べはじめた。
ジンは朝食を食べ終え服を着替え用意をし、家をでた。
家の前にはジンと同じ制服をきた癖毛のある青い髪の少女……レナがいた。
レナがジンに気づき、
「あ、ジンおはよう。あと五分遅れてたらこれの餌食だったよ」
レナはジンに笑顔で腰につけた剣を見せた。ジンの顔は少し引きつった。
「レナ……べつにまってなくてもいいし。つか……わかったから剣をしまって」
「じゃ学校いこ」
ジンは大きな溜め息をはいた。
レナはジンの襟元をつかみ引きずって学校に行った。
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