~Prologue~

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私は腐敗した大地の上に立っていた。 この大地は腐りきっている。 腐った農夫が畑を耕したからだ。 壊れた農具で畑を耕したからだ。 安い肥料を使ったからだ。 この大地は腐りきっている。 この腐りをどうする? どうも出来はしない。 腐ったものは切り捨てなければいけないのだ。 しかし、腐りが大きすぎたなら? 私は腐敗した大地の上に立ち続ける。 諦めのよい私。
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