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小宮が呆れ顔で俺をみる。
ああ、どうせ俺は過去をネチネチ引きずる男さ。
俺「・・・あれだけの事、すぐに忘れられるわけないだろ」
高「別にあれは・・・・・・まぁ、その話はいいや。せいぜい青春が灰色にならないように祈っとくよ」
俺「そういうお前も、二次元ばっかじゃ彼女できないぞ」
高「ははっ、確かに。おっ、担任のおでましだ。じゃ!!」
そう残して、小宮は去っていった。
「・・・という訳で、これから一年このクラスの担任をやらせてもらいます、瀬川綾(せがわあや)です。みなさん、よろしくお願いします」
担任の先生は、20代前半の女性だった。
まぁ、むさ苦しい体育教師でなかったぶん、素直に嬉しいと言っておこうか。
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