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だれも居ない公園に一人だけ、うずくまるようにして座る少女がいた。
どうやら砂遊びをしているようだ。
そこへ、もう一つの影が近づく。
『・・・お前、一人で遊んでんのか?』
『・・・・・・』
『俺も混ぜてくれない?』
『・・・・・・』
(こくん)
少女の方は、最初はあまり乗り気ではなかった。
しかし、次第にそれはとても楽しい時間へと変わっていった。
『俺さ・・・他の奴と喧嘩ばっかしてるから、よく先生におこられてんだよな』
『・・・・・・?』
『・・・そうは見えないってか』
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