第3章†目の敵†

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「おいブス」 俺は、話しかけた だけど、こいつは生意気ながらに無視しやがる。 「聞いてんのかドブス」 俺は、アイツの机をわざと揺らした。 「城戸亮。何よ!!」 やっと、アイツは俺の話を聞き始めた。 「さっきから、俺様が話しかけてやってるんだろ。このドブス!!」 「何よ。さっきからドブスドブスって。あたしには、岩岡紗毅って言うちゃんとした名前があるのよ」 「じゃあ紗毅。俺の分まで、ノートよろしくな。」 俺は、紗毅にノートを預けたあと、顔を伏せて寝た。 紗毅「さ、紗毅って。何で呼び捨てなのよ!!」 隣を見ると、もう既に寝ていた。 「早っ。もう寝てるよ。つか、ノートぐらい、自分で取れぇ!!」 「岩岡さん、どうしたの?」 「城戸君。この悪魔が、自分でノート取ろうとしないんだよ」 「いつもの事だよ。いつも亮は、女の子にノートを取らせるんだよ。」 雅人の失礼な言い分を聞きながら、本当に眠りに就いた 「城戸亮、起きてよ。授業終わったよ。」 「…ん。もう少し寝かせろよ。」 俺は無意識に、身体を揺すってる紗毅の腕を引っ張り、キスをした。
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