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「おいブス」
俺は、話しかけた
だけど、こいつは生意気ながらに無視しやがる。
「聞いてんのかドブス」
俺は、アイツの机をわざと揺らした。
「城戸亮。何よ!!」
やっと、アイツは俺の話を聞き始めた。
「さっきから、俺様が話しかけてやってるんだろ。このドブス!!」
「何よ。さっきからドブスドブスって。あたしには、岩岡紗毅って言うちゃんとした名前があるのよ」
「じゃあ紗毅。俺の分まで、ノートよろしくな。」
俺は、紗毅にノートを預けたあと、顔を伏せて寝た。
紗毅「さ、紗毅って。何で呼び捨てなのよ!!」
隣を見ると、もう既に寝ていた。
「早っ。もう寝てるよ。つか、ノートぐらい、自分で取れぇ!!」
「岩岡さん、どうしたの?」
「城戸君。この悪魔が、自分でノート取ろうとしないんだよ」
「いつもの事だよ。いつも亮は、女の子にノートを取らせるんだよ。」
雅人の失礼な言い分を聞きながら、本当に眠りに就いた
「城戸亮、起きてよ。授業終わったよ。」
「…ん。もう少し寝かせろよ。」
俺は無意識に、身体を揺すってる紗毅の腕を引っ張り、キスをした。
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