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「おはよー」
「おはよー」
友達に挨拶をされ、笑顔で挨拶を返した。
「紗毅ー」
「茉莉。どうしたの?」
この子は、あたしの1番の友達
そして、恋してる人を見つけるとついつい相談に乗ってしまうお節介さん
神崎茉莉(カンザキ マリ)
「あたし、スッゴいかっこいい王子キャラ見つけたんだ」
茉莉は、息切れしながら言っていた。
「ヘェー」
あたしは、無関心だった。
だって、王子とかそういうのには興味がないから。
茉莉「ヘェーって、興味ないの?」
「うん。あたし、王子キャラとか興味ないんだよね。」
そう言えば、茉莉は呆れながらため息をついていた。
「またそんな事言ってぇ。だから、彼氏出来ないんだよ」
「うっさいわねぇ」
「だいたい紗毅は、理想が高すぎるんだよ」
そう
あたしの好きなタイプは、優しくて、あたしがどんな奴でも“お前ってホントドジだなぁ”って言ってくれる人。
だから、意地悪な人は好きじゃない。
「王子キャラのほとんどが、腹黒いから嫌なんだよね」
「紗毅、それ考えすぎだよ」
茉莉は、呆れていた。
「すいません」
突然話しかけられ、あたしと茉莉は振り向く。
そこには、美少年で王子キャラっぽい人がいた。
「はい、何でしょうか?」
「職員室はどこですか?」
「そこの門を曲がって左だけど。」
美少年に道を教えれば、ありがとうとお礼を言い、去って行った。
「ああ!!さっき言ってた王子だよ」
茉莉は、王子を見た瞬間テンションが上がっていた
「ヘェー。王子って言うか、ドジっぽそう」
「そうかなぁ?でも、かっこいいよね」
「まぁ、確かにかっこいいかもね」
あたしは、苦笑いだった。
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