第2章†双子の兄弟†

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休み時間、あたしはずっとふてくされていた。 「紗毅、どうしたの?」 「城戸亮がムカつく」 茉莉「ああ。何か、見た目が悪魔っぽい人?」 悪魔っぽいっていうか、本物の悪魔だよ!! 「うん。これだったら、まだ城戸雅人君の方がマシだよ」 「あれ?さっきは、腹黒そうだから嫌だって言ってなかったっけ?」 あれ?そんなこと言ったっけ? そう言ったあたしに、心底呆れていた。 「都合が悪くなるとすぐそうなんだから」 「ハハ、ハハハハハ」 あたしは笑ってごまかした。
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