躑躅ヶ崎館

7/9
前へ
/288ページ
次へ
武田信玄「こう見てみると壮快よのう、これほどまでに武勇に優れた者が一同に集まると、それでは本題に入ろうかね、よいか?」 武田信玄は上杉謙信を見て同意を求めた。 上杉謙信「うむ、構わぬ、初めてくれ、」 武田信玄「この度、わしら武田家と上杉家は同盟を結ぶ事になった。さらに言うとただの同盟ではない、天下統一の日まで解かれる事のない同盟と心得よ。」 武田信玄の言葉が終わると続いて上杉謙信が決意をしたように話し始めたその目は力強い目であった。 上杉謙信「今まで散々戦いあった我ら怨み、遺恨もあるであろう、しかし戦いあったからこそお互いの強さがわかっているはず、天下統一は長い道程になるであろうが我は武田家と共になら必ずやり遂げられると核心している。」 上杉謙信は話終えると武田家、上杉家の一人一人と視線を交わして行く。
/288ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2039人が本棚に入れています
本棚に追加