60人が本棚に入れています
本棚に追加
予想以上に高く跳びすぎて俺がびびってしまった…
「…跳んでも無駄だ、重力で落としてやる」
……、…俺に重力がずんっと降りかかって来ることはなかった…、いや、降りかかってはいる…だけど俺がこの《状態》になっているから、俺の回りの能力は消滅しているようだ。
「なんだかわかんねぇけど、このまま決めるぜ」
『鎌』の峰の部分であいつの腹をおもいっきりぶったたく…
「ぐうぅ…、今日はこのへんに…しとくか、また会いにくるぞ…リフィーヌ・ティア…そして異能力者」
その言葉を残してあいつは消えた…、まぁなんにせよ、帰ってくれて…よかっ、た…。
意識が朦朧とするなか…リフィーが俺の名前を何度も何度も繰り返し叫んでいたような気がした…。
あの《状態》は一体なんだったのか…異能の力は不思議だ。
最初のコメントを投稿しよう!