《出会い》

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 うつら、うつら。  夢うつつ。  暖かな日差しと、  頬を、髪を撫でてゆく  優しいそよ風に。  俺はうっとりと目を細めた。  この微睡んだ時の緩やかな時の流れがお気に入り。  今頃クラスメイトは四角い教室に閉じ込められ、退屈な時間を強いられてる。彼らの頭上で寝転び惰眠を貪る至福。  玉城 卓(タマキ スグル)は退屈な授業をさぼり、屋上で日向ぼっこをしながら自分の時間を楽しんでいた。 .
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