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「あちゃ~…すごい雨…。」
一仕事終え、帰路につく頃には辺りはすっかり暗くなっており、更にはひどい雨が降っていた。
ザー…
雨は全く止みそうにない
。
「どうしようかな…
いいや、歩いて帰ろ。」
いつもはタクシーだが、今日は何となく歩いて帰る事にした。
気分が暗いせいかもしれない。
こんな気分の時は雨に打たれたくなる。
もちろん傘を差すから濡れはしないのだけど…
ザー…
雨の勢いは増すばかり…
バシャン…
車がはねる水を避けながら、ぼんやりと歩いていた。
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