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世界は闇だった。闇が支配する世界。それがこの世界――…
町中を邪悪なるモノ達が支配し、人々は苦しみもがいた。
しかし、そこに一人の神々しい程の光に包まれた青年が天から舞い降りる。
白い絹の手袋をはめ、その手には大きな大きな銀剣を携えて…
青年が人々の見守る中、剣を一振りすると邪悪なるモノ達は一瞬に姿を消し、人々は喜び叫んだ。
だが彼は言った。
すぐに闇は現れる。しかし、私の力を受け継ぐ者が必ず産まれる。
彼等の力により悪が倒されたのならばその時こそ平和になる。
と…
そう言って青年は天に帰っていった。
世界は光になった。光は世界を包み込む。この世界は光と闇が交互に支配していた。
―それがこの世界の伝説―
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