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幼い頃から子守唄代わりに聞かされていた。パティ・ムドスタールは最近叱り文句として聞かされるようになってきたこの話にうんざりする。 「もう!だから何だって言うんだ!いつになったらその受け継ぐものが悪を倒すんだよ!」 金髪の長く細い毛を振り乱しながら文句をいうパティに、母親は大きく溜め息をついた。 「何だってあんたは…その言葉どうにかならないのかい?」 「言葉!?これのどこがおかしい!?発音なら母さんの教え方が悪いんだ!」 「はぁ…仮にも女の子なんだから…あんたは。顔だって可愛いんだし言葉さえしっかりしていれば…あの王子だって…」
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