第1章

5/14
前へ
/77ページ
次へ
あたしにとってはつまらん毎日や~と思てるけど、 確かに個性的な人らばっか。 だからこそ たくさんの登場人物のある 演劇をしよかって事になったんやけど... 「なぁ~このバッキーさんってゆうやつ誰がやんの~?」 香奈が発言。 一同沈黙。 「まぁ~おいおい決めたらええんちゃうか?」 「なんでこうゆうときだけ上田くんて適当なんさ」 「ほんまそれ」 「じゃあ誰がやんのよ」 シーン。 「だってさ~この役、結構大変ちゃう?なんなんこのキャラは」 どうもこのバッキーさんとかいう役柄は 始め頼りにされてたけど だんだんみんなにうっとうしがられていって しかもクサイ台詞ばっかりの かなり難しいキャラらしい。 「男の子誰かやりぃさぁ」 「男の役やから男がやらなあかんとかないやろ別に…女のコがやってもいいんちゃうん」 「女がやったらおもろそうやん!」 あたしは笑いながらそうゆってみたけど、誰も名乗り出てくれへん。 「…んまぁまぁまぁ、今日のところは一先ずおいといて、また今度決めよ!な!」 あたしは正直楽しく出来たらなんでもいいなぁと思った。
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加