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夏休みの直前、テストの結果が返され、クラスがざわめいている昼休み…
「セルレ~イ。テストどうだった?」
「ん?見てない。」
「お前…ちゃんとテスト受けたのか?」
「いや、途中から面倒になったから寝た。」
「…だろうな…」
マルティスが手に取ったセルレイのテストには、20点と書かれていた。
「ちゃんと受けろよな…」
「俺は学園の警護も兼ねてるからテストは関係ないからな…」
「…一応俺も警護も兼ねてるぞ。」
「じゃぁ大丈夫なんじゃないか?」
セルレイはどうでもいいのか、机に突っ伏したまま適当に答える。
「…後で学長に聞きに行こ…」
マルティスは溜め息をついて、自分のテストを見た。
「マルティスは何点だったんだ?」
「98点…」
「…別に悪く無いだろ…」
「そうだけど…」
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