185人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
「じゃぁ、どうして学校休んで次の日に大怪我してくるの?」
「…」
マルティスは答えていいのかどうか迷い、しばらく考えていた。
「まぁ、これは大丈夫だろう。
簡単に言えばセルレイはこの学園の警護をしてるんだよ。」
「警護?」
「あぁ、この学園の周りの森に住む魔物から学園を守ってるんだ。」
「!!?魔物って私達が倒せるレベルなんですか?」
「いや、この学園の4年でも倒せないレベルだ。」
レアナは開いた口が塞がらない。
「これ以上は俺の口からは言えないよ。
気になるんだったら後は頑張って直接セルレイに聞いてくれ。」
マルティスは手をヒラヒラと振って教室を出ていった。
(…気になります…
明日から…頑張って話しかけます。)
その後レアナがセルレイの過去を知るのは、2年後…
最初のコメントを投稿しよう!