第一章 顔たち

2/3
14人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
老人がいた。 森の中で息絶えそうだった。 その時 ある家があった。 その家は、悪霊が住んでいた。 老人は、知らずにその家に立ち入った。 家は、静かだった。何の物音もなく、無音の世界に入ったと思うほどだったが、上を見ると、幾つもの顔がひしめいて、口々にぶつぶつと呟いていた。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!